| 砂丘壁に来ゐる鶺鴒昼ひさし |
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| かけ移る見れは歩みつつあり |

| 寂しさに秋成が書読みさして |
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| 庭に出でたり白菊の花 |

| ぼろ市に冬はまづしき道のしも |
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| 桜小学に通ふ子らはも |

| いつしかに夏のあはれとなりにけり |
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| 乾草小屋の桃いろの月 |

| 華やかにさびしき秋や千町田の |
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| ほなみがすゑを群雀立つ |

| 蛍飛ぶ真間の小川の夕闇に |
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| 鰕(えび)すくふ子か水音立つるは |

| こごしかる湯桧曽の村や片谿と |
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| 日ざしたのめて冬はありつつ |

| 華やかにさびしき秋や千町田の |
| ほなみがすゑを群雀立つ |



